パッフェルベルの鐘TRPG
マリーのアトリエシリーズみたいなのをTRPG化しようって発想までは誰でも思いつくんですが、それをここまでしっかり作られると脱帽するしかないというか。
アトリエシリーズとか、フォーチュンクエストシリーズみたいなゆるい感じのファンタジーが好きな人たちを引っ張り込んで、かつ定着させるだけの力を秘めているような…
現役で旧版ソードワールドに定着している人たちとかにすごく合いそう。
何が凄いって、シナリオスタイルが今の主流のTRPGの基本ロジックに乗っかっていない作品であること。
サンプルシナリオを見ると、まず目的が「ジャムを作る」。
フィールドに散策しに行って、材料を取ってくる。そこでバトル発生。
そうして採ってきた材料を「調合」して、依頼者に渡せばミッション終了とか、そういう流れ。
サンプルシナリオは実に、本文2ページ&シナリオデータ2ページで終了。
「シナリオ」っていうよりは「ミッション」って言ったほうがしっくりくるのかな。
ストーリーとかじゃなくて、ゲームとしてきちんと作ってある印象。
戦闘以外のシステムがしっかり作ってあるし、それがゲーム内にちゃんと活用される仕組みになってる。
こういうごくごく当たり前のロジックが組めているTRPGシステムってすごく少ないと思うだけに凄いと思う。
(非戦闘用のスキルやアイテムを用意してあるだけで、ゲーム内での必要性やゲーム的効果が考慮されていないTRPGシステムどれだけ溢れていることか。ゲーマーが戦闘に偏った選択をするのはそのシステムにおけるシナリオ傾向のせいなんだけどなぁ…)

