[TRPG論考]シーフを考える(3)
何かと言えば、
シーフは、GMの筋書きにない方法で何かを為すことができるからこそ、面白いのではないか。
という根本的な問題です。
これはGMを困らせることに楽しみを見出すということではなく、ゲームやストーリーの進行にはもちろん協力するが、その手段において、皆を唸らせるような手法を発見し、行なうことの楽しさなのではないかなと。
だから、GMがシーフのために活躍の場を用意するという発想自体が、そもそも間違いなんじゃないか?と思ったのです。
だとしたならば、難儀です。
まあ、いくら歴戦の知恵者シーフ使いと言えど、戦闘偏重のシナリオではその実力を発揮することもできないでしょうから、そうでないフィールドを用意する必要はあるでしょう。
と、考えると。
GMは何となくナチュラルに、シーフが活躍できるかもしれなさそうなフィールドを用意するのが、一番ということになるでしょうか。
投げっぱなしジャーマン的な感じになって、あれ、気が付いたらミッションを解決する方法がありませんでした、なんてことにはならないように作らないといけないんでしょうが……
ゲームシステムだってそうです。
「何に使えるか分かんないけど、何かに使えそうな道具適当に並べとくから、好きに使ってよ」
と言って、スキルが適当にバラバラっと置かれている。
何とも難しい話です。
こんなクソ難しいゲームを考えたのは、ゲイリー・ガイギャックスなのか、それとも後世の人なのか、あるいは偶然の産物なのか。

