[TRPGリプレイ感想]デスマーチ2巻
ネタバレ含むので未読の方は気をつけてね。
■シナリオ
ナヴァールの策と金融市場の云々かんぬん、よく整合性がついたなーと感心しきり。
他国の代表にナヴァールの要求が受け入れられたってのがすごい面白い。言われてみれば確かにそうかなって納得できる流れ。
うん、大人って汚い。
■ギィ
一々カッコ良くて腹が立つ。
すごく知的な「シーフらしい」プレイをするなぁと。
ナヴァールの軍師らしさもそうだけど、プレイヤースキルだなぁと思う。
あるいは引き出しの数。
まあ暗号にこだわるあたり、実はただのロマン派なのかもしれない。
ところでギィっていう名前を見るたび、生方くんとトカゲの娘を思い出します。
思い出はおっくせんまん。
■マルセル
100ページの裏目軍師演出は鳥肌が立った。
真相を見破ったか?と思ってもそれを平たく言うんじゃなく、もう1回転頭を回して自キャラの演出に利用するとかマジ痺れる。
こういうプレイは本当カッコイイなぁと思う。
ギィじゃないが、こちらも非常に知的で、しかも頭脳担当らしい動きをしている。
資料検索時の着眼点、支店長との化かし合い、騒動の仲裁演説……なんというか、すげぇなぁという感想しか出てこない。
サーカスを見ているようなもので、真似できる気が更々しないのが難点ではある。
■インテリジェンス・トライアングル
社長、たのさん、かわたなという知的三人衆は良くない。実に良くない。
これじゃあ、酒井さんはともかく、きくたけ先生が知的レベルにおいてとても残念な子に見えるじゃないか。
本当は、知性の方向性が違うだけなんだからねっ。
■直球すぎるだろぉーーーーーっ!
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……(謎)
ギィとマルセルの変化球が巧すぎるせいで、特に直球が目立つねぇ。
まあ、パーティに1人ぐらいはこういうキャラがいないとね。
あと116~117ページの紙面の構成がえらいカッコイイ。
「兄にくらべたら、まだまだです。」って台詞でゾクッと来てしまった。
■FS判定
おやん、いつの間にこんなルールが? 最近アリアンに触れてなかったからなぁ……
まあ、言い訳できないしする気もないだろう、ガンドッグのターゲットレンジシステム。
あんまり面白いって気もしないけど、まあ賑やかし程度にあってもいいかな。
■サイコドラン、赤い水斑のジャア、ドラン・ザム
酷い。酷すぎる。
ドラン・ザムとか名前が出てきたときには「もうどうにでもして」と素で呟いてしまった。
けどこれ大っぴらにガンダムネタとして扱ってないのは、編集の腕だなぁと思う。
いかにも「ここ面白いところ」みたいにネタとして強調しちゃうと、ネタが分からない人が置いてきぼり感を食ってしまうからか、すごくサラッと流してある。
実プレイでは爆笑の渦だったと思うんだが、ひょっとしたら酒井さんが1人乗れなくて、その空気を周囲が察したのかもしれないな、とか裏読みしてみる。
■だいたいわかるアリアンロッド・サガ
おお、なんと素晴らしい付録だ!
いや、実のところサガシリーズだいたい読んでるけどそれでも事情についていってなかった(というかそもそも戦記事情を理解したいという欲求がない)ので、簡単に説明してくれるのは実に助かる。
…………。
ま、まあ、今度腰を据えて読むかな!(←こんな短い漫画でもついて行けなかった人)
(追記)
10分以上かけて読んだら把握できたよ! ほめてほめて!
そっかー、今までのリプレイでこんなことが起きてたんだねー(はわ~ん)