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Stray thoughts

ikapon.exblog.jp

随想。あるいは道に迷った思考。

 ナイトウィザード2ndのスキルもだいぶ地味だったけど、それに輪をかけて地味になっている印象が…
 スタイルクラスの影響が強いせいで兼業的なキャラクターも作りづらいし、システム(データ)面をぱっと見した感じ、あまり良い印象がないというのが正直なところ。
 キャラクターの属性選択に関しては、NW2ndよりも実質的な選択肢が増えた感じで好印象かな。

 世界観は好きかも。
 人類滅亡の危機っていうかむしろすでにほぼ滅んでますよー的な世界は、チェンジゲッター世界最後の日を彷彿させ燃えるものが。
 アリアンロッドが滅亡の危機からの世界の「防衛」をテーマにしているとすれば、こちらはすでに敗北しかけた人類の「反撃」がテーマになっている、といったところか。



 とにかくたくさんプラス修正の付くアタッカー。

 ウォーリアの《トリプルウェポン》からクリスタルダガー三刀流。
 《資産》からの光扇購入が許可されるなら、光扇三枚。
 アタッカーとしてはこれが鉄板かと。

 ……正直どうかと思う。
# by ikapon24 | 2008-03-09 14:41 | RPGその他
 このチラシの裏は深淵回廊の……って、いい加減もう要らん気がしてきた。



■拠点ダブルエックス
 今回24回の探索を終え、25階に到着しました。
 次回1階に帰還です。

 何が問題って、気が付いたらこの辺の階に来れる移動権利がないこと。
 最深の移動権利が17階はキツイ。
 せめて22階ぐらいの移動権利があれば、1階ずつ降りていくことも検討するんだけど…

 というわけで、現在慌ててB25Fエントランスを募集中。
 前回5000enで募集かけて出ず、今は20000enとかよく分からない値段で募集をかけてるけど、やっぱり無理っぽい予感。

 そんなわけで、まともな移動権利が手に入るまで、15階危険地帯で隠遁生活を営もうかと画策中。
 15階の敵が出る分にはまったく問題ない。
 トレントだけなら正直言って何も怖くない(召喚とかしてくれたらむしろ鴨葱)ので、ノアが植物キラーでも持っておけば十分。

 問題なのは25階の敵が出たとき。
 ファンガスの状態異常撒きが死ぬほど鬱陶しいのと、ミンチスラッグの一撃が多分2000~3000ぐらい飛んでくるのが最大の危険かと予想。
 こいつらが両方とも前列にいてくれるのは僥倖で、この時点で、ノアが片面スレイヤーで刀剣ラッシュを組むことは確定。
 もう片面は、ミンチスラッグの攻撃に耐えうるHPを稼ぐためにロイヤルガードかバーサーカーあたり。

 武器のキラーをどうするかなのよね…
 最有力候補はトリプル植物キラー刀剣2本。天使の斧に飾ってあるからわりと簡単に準備ができるし、変に片方水棲キラーとかして、まるで逆のほうに攻撃が飛んだりするのも切ないし……
 理想は植物植物水棲が2本なんだけど、25階の通常探索への流用も考えるとそんなもの作ってもしょうがないし、まず水棲キラー刀剣を用意できる保証がない。
 ミンチスラッグのHPは予想値7000ぐらいか~。キラーなしで潰すのは若干キツイものがあるけど……それでもスレイヤーなら、ツインソードスレイヤーならきっと何とかしてくれる。

 異常耐性は全部整えるとか不毛なので、現段階で用意できそうな毒麻痺呪怨だけ押さえて、あとは野となれ山となれ。15階にチャーチコミュがあることを祈る。
 まあ正直混乱が一番怖いのだが。ノアの前衛狙いが崩されると終わる。補助で混乱耐性3Lvは……やさぐれウサギか。

 リノアはいつものフラッシュボム&テンペスト。
 きっと空中にいる連中はリノアがなんとかしてくれる。
 テンペストのほうに獣獣アンデッドでキラーが乗るとベストなんだけど、そんなもの手に入るかなぁ。

 ……なんてことばっかり考えてます。
 更新経験値は、前回が5610+583。今回が5413+562。
 

■ルゼット
 なんか28階の18時に個人イベントでベイグ・オニックス拾ったよ。ひょっとして初出?
 そして前回はこの期に及んで自分でスワンチカを拾うという困った事態。自キャラの手持ち3本目は正直邪魔……試しにユーリスに削らせてみるかなぁ。

 今回、28階で第1部隊が全滅した模様。
 部隊人数3人が、戦闘が一番キツイってのは事実かもしらん。
 敵が3人以上条件のスキルを使ってくるし、という意味で。
 もっとも、敵は2人以上条件でスキルを使ってきたりもするんですけどね!

 更新経験値は、前回が3591+914。今回が4278+1089。
 上々。
 しかし今回、第1部隊が14時に全滅してこれだけ稼げているわけで、トロールウマウマである。
# by ikapon24 | 2008-03-08 12:39 | 深淵回廊
 「よし来た、待ってたぜ。何でか知らねぇが、前のがやたら評判が良かったみたいでな。先方から『シルバーハンマーは参加しないのか』って具合でよ」

 鋼の棘魚亭のオヤジさんは、いつもの陽気なノリでそう返した。

 酒場のクエストの中に、「2レベル以上の聖騎士」を条件としている大公宮からの依頼があったから、レミィが行ってくれるという話になり、オヤジさんにその旨を伝えたところの話だ。

 「前の…っていうと、姉さんたちのパーティのときの話ですか」
 「おうよ。そんときは2レベル以上のソードマンってのが条件だったんだがな。引き受けたミシェルってのが、これまたトンでもねぇ女でよぉ」

 オヤジさんはガハハと笑い、

 「見習いの兵士たちに剣を教えてくれって依頼だったんだが、自分は斧の扱い方しか知らないとか言って、ばっちり斧の扱い方を教えてきちまった。こちとらお偉方から何言われるか恐々としてたんだが…」
 「何故か逆に評判がよかった、というわけですか」

 オヤジさんの言葉を受けて、レミィが緊張した面持ちで言う。

 「そうすると、私の前任となるそのソードマンは、そのマイナスを補って余りあるほどの優れた人物だったということでしょうか。私などが後任を勤めてしまって、折角のシルバーハンマーの評判を落とさなければよいのですが…」

 それを聞くとオヤジさんはまたガハハと笑い、
 
 「難しく考えすぎだぜ、嬢ちゃん。もっと気楽に行ってきてくれていいさ。お前さんなら、ミシェルと違って、送り出すこっちも安心だ」
 「うん、それは僕も同意。レミィなら絶対大丈夫、僕が保証する」

 僕がそう言うと、レミィは少し照れた様子で

 「そ、そうか。…うむ、では、行ってくる」

 と、オヤジさんに連れられ、足早に酒場を出て行くのだった。

 ……ありゃりゃ、右手と右足が同時に前に出てる。
 ガチガチに緊張してるなアレは……自分で絶対大丈夫と言っておいて何だけど、ちょっと心配になってきた…
 と、突然、
 
 「ずるーい、レミィばっか」
 「そうじゃそうじゃ、不公平じゃの」

 わぁっ! …びっくりしたぁ。
 レミィを見送る僕の後ろから、突然、パメラとラフィニアが不満げな声をかけてきたのだ。

 「ず、ずるいって、何が?」
 「さて、何がでしょう? 当てたら教えたげる♪」
 「そんな無茶苦茶な!?」
 「無茶苦茶ではない。ウィルが微妙に揺れ動く乙女心を、まるで理解しておらんのが悪い」

 むぅ、そんなこと言われても…
 セトはセトで、後ろでスモークサーモンなんかつまみながら、

 「くっくっく、お前ら見てると飽きないな本当」

 とか言ってるし。
 あ、ダメだ、この包囲網は破れない気がする…








 レミィとオヤジさんが戻ってきたときには、僕は棘魚亭の隅っこで、なんだかとても小さくなっていた。

 「あ、レミィ、どうだった?」

 助け舟が来た、とばかりにレミィのほうに向かう僕。

 「うむ、街の外に出没するモンスターを退治に行くという任務だった。私は…聖騎士としての責務は、どうにか果たせたと思う」

 レミィが言う。
 すると、横にいたオヤジさんが、

 「はっはっ、よく言うぜ。こいつ1人で仲間は守るわ敵はなぎ倒すわ、獅子奮迅の活躍だったらしいぜ。仕舞いには、結構な高給と地位を約束するから大公宮で勤めないかってスカウトされちまったぐらいだ」

 ええっ!?
 それは困る。レミィがいなくなるなんて、そんなことになったら…

 「オヤジ殿!? その話は…!」
 「いいじゃねぇか。断ったんだろ?」
 「それは、そうですが…」

 ほっ、なんだ、そうなのか…

 「でも、どうして断ったの? そりゃ、レミィに残ってもらえたら僕たちは嬉しいけど、冒険者をやるのなんかより、そっちのほうがよっぽど境遇はいいと思うんだけど。それに、レミィだったら、公宮勤めでも十分やっていけると思うし…」

 僕がそう聞くと、レミィは慌てた様子で、

 「い、いや、それは……その……ウィルたちと一緒に冒険をするほうが、私のやりたいことだったから、というのでは駄目か…?」

 最後はもう何か消え入りそうな声で言う。
 うわ、なんだろう、それは……嬉しいというか、光栄な話だなぁ。
 あるいはこう見えて、レミィは意外に好奇心や冒険心が強いということなのかもしれないけど、でも、

 「そっか、ありがとうレミィ。これからもよろしくね」

 僕はグローブを外し、手を差し出した。
 僕たちと一緒に冒険を続けることを選んでくれたレミィに、感謝の気持ちをこめて。

 「う、うむ。改めて、よろしく頼む」

 レミィもガントレットを外して、僕の手をとり、握手をしてくれた。



 ちなみにその後、何故か僕はまた、パメラとラフィニアから責められることになった。
 むぅ、納得いかないぞ。何故なんだ…
# by ikapon24 | 2008-03-08 02:41 | 世界樹の迷宮
 パメラの誘いの足音でFOEを誘い出し、僕の威嚇射撃で動きを止める。
 その隙に、元々FOEがいた横道に進入してその先を調べると、少し行った先、行き止まりの部屋で1人の衛士が生き残っていた。
 抜け道を教えると、彼は一足先にハイ・ラガードの公宮に戻ると言って去っていった。

 「あの衛士の人も、アリアドネの糸を持っていれば良かったのにね」

 衛士が去っていったのを確認して、パメラが言う。
 それにラフィニアが頷き、

 「そうじゃの。…というか、大丈夫なのかの?」
 「え、大丈夫って、何が」
 「アリアドネの糸がないということは、歩いて街まで帰らなければならんわけじゃが、…1人で」

 あ。

 「…まあ、エリート部隊って言ってたし、きっと大丈夫なんじゃないかな」
 


 その後、街に戻って公宮を訪ねてみると、件の衛士は普通に戻ってきて事の顛末の報告をしたのだそうだ。

 下手するとあの人、今の僕たちの1人1人より、ずっと強かったんじゃなかろうか…
# by ikapon24 | 2008-03-07 14:08 | 世界樹の迷宮
 扉を開けた先は、惨状だった。
 もうその惨劇から数日が経過しているであろうに、しかし、未だやまない、むせ返るような血の匂い。

 森の、その広大な一角の大地には、十数人にも及ぶであろう、衛士たちの死体が散乱していた。

 その有様を見て、僕は『それ』を連想しようとしてしまうのを、頭を振って必至で抑えつけていた。
 違う、どうしてこんなものを見て、『それ』を連想するんだ!
 姉さんは、まだひょっとしたらどこかで生きているんだ。
 こんなものとは、まったく、何の関係もない!
 僕が信じなくてどうするんだ。連想するな、違う、関係ない…

 レミィ、パメラ、ラフィニアが、自分たちも一度ショックを受けた後に、心配そうに僕のほうを窺ってくる。
 一昨日あんな失態を見せてしまったんだから、優しい彼女たちのことだ、そうだろう。
 ……我ながら、情けない。

 僕は頑張って笑顔を作って、応える。
 ……うまく笑えてないんだろうな。
 ギルドマスターがこんな有様じゃ、ダメだってのに。
 むしろ彼女たちを気遣ってやるのが僕の立場なのに、何をやっているんだ僕は…!

 「ひでぇな…。あいつの仕業か」

 セトが1人、呟く。
 セトは僕のほうをちらと伺っただけで、あとは正面右手のほう、だいぶ遠くにいる『それ』を見据えていた。

 この惨状を作り出した、言わば『惨状の主』。
 そいつを許せないと思う感情と、あれと戦ってはいけないと判断する理性と直感とが、僕の中で衝突し──後者が勝利する。

 僕の判断が動かすのは、僕の命だけじゃない。 
 冷静に判断するんだ。僕たちが今、あいつと戦って何になる?
 今の僕たちの任務は、生存者の確認と、可能ならばその救出だ。
 そのためには…

 「…一度、引き返そう。習得したい技がある。パメラも、あの技を覚えてほしい」

 僕が言い、みんなが頷く。
 そして僕たちはその部屋をあとにした。
# by ikapon24 | 2008-03-05 15:54 | 世界樹の迷宮

by ikapon24