昨日友人と話していて、目から鱗な事があったので書いてみようと思う。
なお、ここで言う「ゲーム」は、一般的なボードゲームやカードゲームのような、勝者と敗者が発生する対戦型対人ゲームを指すものとする。
僕はこの手のゲームは、勝つこと自体が楽しいのではなく、
勝つまでの過程で自分がそのゲームをうまくプレイできることが楽しいのだと分析していた。少なくとも自分はそうだし、世の中のおおよそすべての人もそうだろうと考えていた。
しかし、実際に世の中には、
勝つことそれ自体が楽しいと感じるプレイヤーが、少なくない割合で存在するらしい。
わかりやすい分水嶺が、最もシンプルなタイプの「人生ゲーム」だ。
サイコロを振るだけで勝敗が決定する、運に依存したゲームで、僕の場合はこの手のゲームは勝っても負けてもどうでもいいと感じる。完全に運だけで決まる勝敗には、嬉しいとも悔しいとも感じない。
一方、勝つこと自体が楽しいタイプのプレイヤーは、こういった運のみで勝敗が決まるゲームで勝っても嬉しいし、楽しいのだという。そして負ければ悔しいと感じる。
※以下、人によっては読んでいて楽しくない気分になるであろう内容が含まれるので、閲覧にはご注意を。
さて、僕のようなタイプのタチが悪いところは、自分がそのゲームをうまくプレイできないと、(結果としてゲームに勝とうが負けようが)ものすごく不満を感じるということだ。
ピアノをうまく弾けなくてイライラするのと感覚が似ている。
そこにほかのプレイヤーから、プレイングにダメ出しを受けたり、アドバイスを受けたりすると致命的だ。
「うるさい、うるさい、うるさーい!」って感じになる。
そして一番最悪なのが、その不満が顔と態度に少なからず出てしまうこと。
一緒にゲームを遊んでいる人を不愉快にさせてしまうのだ。
何というか、客観的に見ても、ゲームをするのに向いていないとしか言いようがない。
世の中には残念な人もいたものである。