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Stray thoughts

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随想。あるいは道に迷った思考。

理系のTRPGゲーマーさん

 この記事は『理系の人々』と『ダブルクロス・リプレイ・オリジン 偽りの仮面』を読んでから、読むといいよ。



 居酒屋にて。
 理系のTRPGゲーマーAと、普通のTRPGゲーマーBが先に飲んでいる。
 そこに、理系の後輩TRPGゲーマーCが現れる。


 A:「お、きたきた」
 C:(座敷に入ってきて)「すいません、遅くなって。ちょっとセッションが長引いちゃって」
 A:「お、そういえば今日はダブルクロスリプレイオリジンのシナリオ使ったセッションやってたんだっけ」
 C:「はい。リプレイ読んだことのないプレイヤーで集まってやってました。僕はPC1を」
 A:「へぇー、CがPC1をね。で、どうだった?」
 C:「いやー、何だか分からないんですけど、僕のプレイングに対して非難轟々だったんですよ。例えば、キャラクター作成のときでも…」

 GM:『じゃあ、このハンドアウトを参考にして、キャラクターを作ってくれ』
 C:『あのさGM。やっぱPC1だったら、あまり特徴のないキャラクターを作ったほうがいいのかな』
 GM:『いや、そんなことは…。やりたいキャラを作ればいいって。ただしハンドアウトはちゃんと読んでくれよ』


 A:「いいGMじゃないか」
 C:「まあ、でも……言うとおりに、やりたいキャラ考えたんですよ。あんまり捻りがないのも面白くないんで……悩んだ末に考え付いたのが、引きこもりのUGチルドレンってやつで」
 B:「へえ、どんなの?」
 C:「任務のためにUGNから学校に派遣されるたびに、学校に馴染めなくて引きこもって家でゲームしてるってキャラで」
 B:「そ、それは…(汗)」
 A:「おお、それは新しいな! 面白いキャラじゃないか」
 C:「でも、そういうキャラにしたいってGMに言ったら、『それはPC1以前に、UGチルドレンとしてどうなんだ』みたいなことを言われて」
 A:「あー、なるほど。最初からそういうのはダメって言ってくれればいいのにな」
 C:「で、どうしたらいいか分からなくなったんで、GMに聞いたんです」

 C:『結局、どんなキャラを作ればいいの?』

 B:「ブーッ!!」
 C:「そしたら、『それは自分で考えろよ』とか言うし」
 A:「なるほどー」
 B:「…いや、お前それはどうかと…。普通言うと思うぞそれ…」
 A:「(Bの言葉を遮って)ひどいな、分かるよ。物語重視派のゲーマーはいつもそうだ」
 C:「でしょー。その後、セッションが始まって回想シーンに入ったときだって…」

 GM:『…そしてある時。七緒が誕生日に買ってもらったらしい子供用のカメラ、それをキミに嬉しそうに見せたことがあった』
 C:『ふむふむ』
 GM:『一応写真が撮れる、というレベルのほとんどオモチャ同然なヤツだけど…。そして、その夜。キミが見ているテレビでは、山の頂上から見る朝日がいかに素晴らしいものであるかをとある写真家が力説している。(にやにやしながら)さあ、どうする?』
 C:『もしかして、家のそばには山があったりする?』
 PC4:『(おなじくにやにやしながら)それは当然あるだろう(笑)』
 GM:『山って言うほど大きくないけど存在するよ。でも、子どもにとっては大きな山だ』
 PC3:『さあどうする?』
 PC2:『(温かく見守っている)』


 C:「みんな僕に『それ』を期待しているようでした。──そこで! 僕は言ってやりましたよ、PC1らしく!」
 A&B:「おお!」

 C:『それって、答え一択じゃない?』
 一同:『……('A`)』
 C:『いや、もちろん七緒はその山に連れてくけどさ』


 A:「(きゅぴーん!)…確かにそのその通りだ!」
 B:「確かに、じゃねえー! そんなのは期待されたとおり動いときゃいいの! それでみんな安心するの! そういうものなの!!」
 A:「えー、でもー」

 A:「情報の増えない質問は無益だよな?」
 C:「でしょ? それを指摘しただけなのに非難されてもなー」
 A:「非難されてもなあ。山に連れてくとはちゃんと言ってるのになー。物語重視派ゲーマーのことは分からんなー」
 B:「それで何も言わないGMのほうが分からんわ!! てか危機感を持てーー!!」

 [FIN]



 あ、言っとくけど、脳内で考えたフィクションだからね(笑)
 理系っつーか、天邪鬼って気もする。
 サンプルは俺。
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by ikapon24 | 2008-10-28 18:04 | RPGその他