[哲学]悩む
そのうちのひとつに「悩むのではなく、考えろ」という言葉がある。
世の中には、答えの出ない問題というものは、確かに存在する。
ある結果を得たい、そのためにどうしたら良いのかを考えるのは、一見常に生産的なように見える。
もちろん、多くの場合、それは生産的だ。
しかし。
答えの存在しない問題についていくら考えても、答えは出ない。
そのことに気付かず、いつまでも答えを求めて考え続けていると、いつの間にか「考える」のではなく「悩む」に切り替わってしまう……最近、そんな風に思うのである。
敢えて断言しよう。
人間、悩むことはしないほうがいい。
マイナス思考になり、日々が楽しくなくなるだけで、良いことは何ひとつない。
多分。
悩んでいるな、と思ったら、考えるのをやめたほうがいい。
あるいは、可能ならば思考のアプローチの仕方を根本的に切り替えるべきだ。まったく別の角度から物事を考えるようにするほうが百倍建設的だ。
そう思う。
あきれるほど悩みぬいて、出ない答え、今は要らない……というあの歌詞が思い浮かばれるわけだが。
あの歌の歌詞が、メイン視聴者層である我々の世代の人々に対するメッセージだと思うのは、邪推だろうか。