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Stray thoughts

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随想。あるいは道に迷った思考。

『だから、部下がついてこない!』読了

 一言で言うと、これは良い本でした。当たり。
 曲りなりにでも、仕事で自分の下に人がいて、自分が下の人間を生かしきれていないなと感じている人は、読むと役に立つと思います。
 どんな環境、どんな相手、どんな場面でも役に立つ特効薬を提示してくれているわけではないですが、少なくとも1つの参考にはなるはずです。


 ……しかし、余談。
 つくづく、今の吉野家は「理念」を見失っているよな、と思う。

 企業の中で、軸となる一本の正義みたいなものは、やっぱり必要なんだよ。
 利益追求が悪いとは言わない。必要なことだ。
 でもそれが第一優先では、最終的に、骨格がガタガタになっちまう。
 そのことの弊害が露骨に見えてきて、方針が間違えていたことに気付いたときにはもう遅い。どかーん。

 下の人間は、上の人間の決めたことにただ従って労働力を提供すればいいなんて企業に、誰がついてくるんだろう。誰が本気で仕事をするんだろう。
 うちらキャストに対してはまだ分からんでもないが、ストアマネージャー、エリアマネージャークラスですらその扱い。
 トップダウンの方針決定は、もちろん必要だ。
 必要だが、社員がキャストに胸を張って説明できないような決定事項を、昇格降格をチラつかせて無理やり実行させるような話ばかりが目立つ。

 「俺ら所詮、ただのワーカーだよ?」とは今の店長の言葉。
 今の店長だけがそうなのではないと思う。今の社風がそうさせている。
 言われたとおりに言われたことをやるだけの人を量産している。

 「人」を育てようとしない企業に、未来はないと思わんのだろうか?
 「所詮ただのワーカー」が、どれだけの仕事をすると思っているんだろう?
 人の労働に対する誘引は、給与のみにあらず。そんなのは経営学の基礎中の基礎。バーナードさんだってマズローさんだってマクレガーさんだって言っている。

 ……昔はこんなではなかったと思うんだけどねぇ。
 いち吉野家ファンとしては、昨今の吉野家のあり方は実に残念だよ。
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by ikapon24 | 2007-03-12 04:04 | 日常