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Stray thoughts

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随想。あるいは道に迷った思考。

[TRPG徒然考]敵のビジュアル面の問題とか考えて

 TRPGじゃないんですが、深淵回廊なんかの敵のネーミングは、よく考えられているなぁとふと思いました。
 TRPGもそうですが、この手のゲームってイメージの遊びの部分があるので、ビジュアルイメージっていうのは重要な要素だと思うのですよね。

 そう考えたとき、コンシューマのRPGならそれこそストレートに敵の「絵」が出せるので問題ないのですが。
 定期更新RPGの深淵回廊もそうですし多くのTRPGもそうですが、敵のイラストを全部用意することは、デザイナー側にとってかなり困難な要求になると思います。
 その点、アリアンロッドやクリスタニアRPGのルールブックって凄いなぁと思うのですが。

 なので、それをプレイヤーサイドのイメージ能力でカバーしてもらう必要があります。
 そこでどうしたらいいか。

 「プレイヤーがよく知っているモノ」をベースに敵を考えるというのって、1つの巧い手なんだなぁと。
 「マーダートレイン」なら列車、「オッドバタフライ」なら蝶、というように、実際我々が暮らしている世界にあるものをベースにイメージできるので、絵的に想像がしやすくなっているのです。
 もしくは「コボルト」「グリフォン」「ワイバーン」といった、過去のさまざまなファンタジーRPGで出てきて、やはり絵的イメージがプレイヤーの中である程度固まっているものですね。

 本当の意味でのファンタジーで言えば、我々がまったく見たことも聞いたこともないような生物が出てくるのが望ましいと思う人もいるかもしれませんが。
 そんなものが出てきても、プレイヤーが絵的にイメージできないものでは意味がないのです。


 そんなことを考えていたら、ふとこんな考えが浮かんでみたり。
 ダブルクロスとかその辺のゲームって、常々、ザコ敵が欲しいなぁと考えていたのですが(基本ボス単品で出てくるデザインになってるのが、ゲーム的にはいろいろと足引っ張ってるような気がして)
 レネゲイドウィルスに侵食されて突然変異した動物とか植物が、自然の脅威になっているような世界観って面白いなぁと。
 そういった生物はジャーム化した人間の精神に同調するとか何とか変な理論武装をして、ザコ敵として突然変異した動物が人間たちに襲い掛かるのですよ!
 まあなんて素敵世界。

 なんかオーヴァード能力を持っただけの人間のザコ敵って、絵的に寂しいじゃないですか(私見)
by ikapon24 | 2006-10-31 13:42 | TRPG論考

by ikapon24